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台湾の戦略

2009/03/26
category - 政治
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台湾の戦略

謝聡敏 
吉田勝次 翻訳

 イスラエル初代大統領ヴァイツマンは、回想録「試練と挫折」の中でこう述べている。

「私は、全世界はイスラエルがアラブ諸国民といかなる関係をきずきあげていくかによってこのユダヤ人国家を判断することになるものと確信している」

 台湾民主進歩党は、1999年の選挙にかろうじて勝利し、8年間台湾を統治した。台湾民主進歩党も、全世界は民進党が国民党中国人(KMT Chinese)といかなる関係をきずきあげるかによって台湾を判断することになるという同様の教訓を学ばなければならない。

 私は、1964年に発表した「台湾人民自救宣言」のなかで、台湾人と国民党中国人は団結して自由で民主的な国を創らなければならないと訴えた。だが、われわれは逮捕され、投獄され、長期に迫害された。

 台湾は事実上の独立を享受している。中国は、台湾を再統一しようとしており、公式的、法的に承認された独立をめざすどのような動きをも妨害している。中国は、陳水扁政権の、国民投票による国連加盟実現への動きは状況を収拾できないものにする危険性があると警告してきた。

 2008年の選挙後、国民党中国人は、中国との包括的経済協力協定(CECA)を提案している。野党は、CECAは法的統一の第一歩になると批判している。

 「一つの台湾一つの中国」(一台一中)はアジアの安定に寄与する平和の公式である。台湾は敵対的な諸国家の中で中立国家であり続ける。だが中国は、台湾はチベット、新疆の独立を支援していると非難している。中国国務院の発表した国防白書によれば、台湾独立、東トルキスタン独立およびチベット独立をもとめる分離主義者の活動は中国の統一と安定に対する脅威であると断定している。台湾のような小さな島国が、どうして中国のごとき巨大な帝国の統一と安定に脅威を与えることができるのだろうか。

 台湾は信仰の自由と言論の自由をもとめることによって、苛酷に迫害されているウイグル人、チベット人の活動家に避難場所を提供している。台湾が中国に迫害されているエスニック集団を支援するからといって、世界が台湾を見放すなどということはありえない。

 国民党中国人は、1950年前後に中国から脱出してきた漢族系中国人である。彼らは1947年2月28日の台湾人大虐殺を皮切りに、60年以上台湾を支配してきた。1947年から1987年まで戒厳令を施行しつづけた。台湾は38年間戒厳令のもとにおかれた。今日この時代のことを白色テロルの時代と呼んでいる。国民党中国人は、冷戦の時代に事実上の政治的避難場所として台湾を利用してきた。だが、国民党中国人は、台湾人のおかげでこの時代に生き延びることができたのだ。その意味で国民党中国人と台湾人は一隻の同じ舟に乗っているといってもまちがいではない。しかし、陳水扁前大統領は、新しい国家としての建設に失敗した。彼は国民党中国人と台湾人の間に同じ家族だというコンセンサスをきずくことができなかった。吉田教授はその著作『自由の苦い味』のなかで、このプロセス全体を解明している。

 清朝の時代から国民党中国人と深く結びついてきた悪名高い香港マフィアは中国に進出している。多数の国民党ビジネスマンは国民党政府に支援され、前国民党主席連戦の後を追い中国に進出し、そこでの影響力を強めようとしている。あるものは中国市場を介して世界市場に躍り出るのだとかたっている。またあるものは、ラファイエット級フリゲート艦や、ミラージュ戦闘機などの兵器取引で巨額の富を得た夢をもう一度追い求めようとしている。さらにまたあるものは、国民党中国人は将来中国社会を支配することになり、いっそう強力な影響力をもつようになることを期待している。

 台湾は小国である。ジャンヌ・ヘイが言うように、小国は同盟と多角的アプローチを追及し、地域的諸問題に関心を集中することが必要である。小国は、物理的安全保障に強い関心をもたなければならない。2009年3月3日の自由時報が述べているように、台湾の同盟国はインド、日本、アメリカである。小国では、個々の指導者の役割が大きく、支配的集団から相対的に解放されているケースもある。しかし、小国の政策選択と世論は、国内的、国際的要因に強く制約されている。吉田教授が台湾市民社会と呼んだように、野党支持者は集会やデモで、馬英九大統領に譲歩しすぎ、急ぎすぎて台湾の主権をきずつけてはならないと要求している。民進党は国民党政府に対して、主要な政策については国民投票によってコンセンサスを作れと要求している。

 ヴァイツマンがイスラエルについて述べたように、世界は、台湾が国民党中国人とどのように協力をつくりあげていくのかを観察することによって今後の台湾を判断することになるという事実を台湾人はみとめなければならない。あらためてこう結論したい。台湾人と国民党中国人は同じ小さな舟に乗っている。この前提にもとづき、協力関係をきずきあげなければならない。

2009年3月5日


 
                
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